RSIの教えてくれる情報を正しく知るための見方

RSIはFXでよく利用されるテクニカル指標です。

どんなテクニカル指標でも万能ではありません。

正しいRSIの見方を知れば、RSIの情報をトレードに活かす事ができます。

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RSIとは

RSIとはオシレーター系のテクニカル指標です。

日本語では「相対力指数」と訳され「Relative Strength Index」の頭文字をとってRSIと呼びます。

RSI

考案者は「J.W.ワイルダー」

RSIは相場の過熱感を表すテクニカル指標になります。

RSIが教えてくれる事

RSIが示すのは値上がり幅の数値ではありません。
一定期間の値動きの強さをパーセントで表示します。

100%に近いほど上昇の割合が多く、0%に近づくほど上昇の割合が少なくなる。

一般的に70%以上で買われすぎ30%以下で売られすぎと判断されます。

RSIの計算式は複数あり、各FX会社の取引システムによって採用されている計算式に違いがあります。

どれを選んでも大きな違いはありません。

計算式はいつも通り割愛します。

インジケーターが正確に計算してくれます。
トレードするために覚える必要なし!

RSIを使うために知るべき事

RSIの設定値

これも何度か記事に書いてますが、テクニカル指標の設定値の基本は「大勢が使っている数値」

RSIではもっともメジャーなのは「14」でしょう。
これは考案者が推奨しています。

他では9・22・42・52など。

どんな設定値を使っても、勝っているのなら問題なし。

負けてるなら「14」をおすすめします。

RSIの長所

RSIは相場の過熱感を表すテクニカル指標。

どの通貨ペアであろうと、買ってポジションを持てば何時かは売って決済する。
逆に売っていれば買いで決済します。

この売り買いの交錯でローソク足は上下動を繰り返します。
そして、どちらかが強くなると流れ(トレンド)が形成されます。

この相場の流れの転換点を推測するためにRSIが利用されます。

そのためRSIは、一定の値幅で上下動するレンジ相場では特に威力を発揮します。

トレンド相場でも流れの転換点、押し目や戻りになりそうなポイントの判断に使えます。

実際の使い方は次項で紹介します。

RSIの短所

RSIはローソク足が確定しないと計算されません。
そのためエントリーのシグナルとする場合、ローソク足の確定まで待つ事になります。

RSIは遅いから使えない!

こういった声が多いのも事実です。

またトレンドの勢いが強い時は、70%や30%付近で横に動く期間が長くなります。

RSIは勢いのある相場が苦手

こうなるとRSIの動きとローソク足の動きにズレが出る、いわゆる「ダマシ」も多くなってきます。

FXでのRSIの利用法

RSIは「買われすぎ」「売られすぎ」の目安となるテクニカル指標です。
だからFXのトレードでRSIを使う目的の多くは、流れの転換点を判断するためという事になります。

レンジ相場での逆張り

FXでRSIが最も利用されるのは逆張りでのトレード。

逆張りが有効なポイントの一つが、レンジ相場の天底でしょう。

RSIを利用したレンジ相場の天底でのトレード

一定のラインで反転するレンジ相場。
ラインに近づいた時にRSIのシグナルがでれば、逆張りの根拠が増える事になります。

天井付近でRSIが70%以上になったら売り、底付近で30%以下になったら買い。
上記のチャート図でも分かる通り、RSIを見てこれを繰り返すだけで勝てる環境が多いのがレンジ相場です。

ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスが形成されれば、逆張りの根拠もさらに増える事になります。

押し目や戻りの目安

レンジ相場に強いRSI。
ですが「トレンド相場で使えない」という事ではありません。

緩やかな流れのトレンド相場では、以下のようなタイミングを計ることも出来ます。

  1. ダイバージェンスで押し目や戻りの目安に
  2. ヒドゥンダイバージェンスでトレンド継続を考慮
  3. 押し目買いや戻り売りのタイミングを計る

注意点は短所で書いた通り、勢いの強いトレンド相場では精度が下がる傾向があります。

ダイバージェンス・ヒドゥンダイバージェンスについては、こちら記事で詳しく紹介しています。

FXでRSIを使う際の注意点

RSIはあくまで目安であり、絶対のシグナルではありません

RSIが70%を超えてきたら、ローソク足の上昇が絶対に止まる訳ではありません。
短所の項で書きましたが、上昇が続く事もあればダマシもあります。

じゃあ、どうすればいいの?

FXでRSIを使う時は、まずは相場環境の認識が重要です。

そしてエントリーポイントをRSIで判断する際には、以下の事を意識すると精度が上がります。

  • 他のテクニカル指標と併用
  • ライン付近で活用
RSIと移動平均線

トレンド系の移動平均線でトレンドの有無と強弱を。
オシレーター系のRSIで値動きの強弱と転換を。

ひとつのテクニカル指標では足りない部分を、他のテクニカル指標で補う。
テクニカル指標で得た相場環境を踏まえ、サポレジライン付近でRSIのシグナルを待つ。

トレードの根拠を増やす事は、ダマシの回避率を上げる事にも繋がります。

相場環境の認識はRSIに限らず、FXのトレードには必須の作業です。

まとめ

オシレーター系の代表格とも言えるRSI。

長所・短所を理解すれば、教えてくれる情報はどれも優位なトレードを実現してくれます。

ただし頼り切るのはダメ!

RSIは絶対じゃない」と理解して利用する事。

これはすべてのテクニカル指標に言える事です。

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