チャートを作るローソク足の軌跡はN字。
上昇から下降、そして上昇の繰り返し。
このN字の折り返し、つまりはチャートの波が反転した直後にエントリーできたら。
その後のトレンド次第で大きな利益を得る事ができます。

難しいタイミングですが狙えない事はありません。
これまで私が学んできた事を記事にしています。
FXに真剣に取り組んでいる方のお役に立てば幸いです。
チャートの波の反転が起きやすいポイント
チャートを見れば分かる通り、波の反転は到る所で起きています。
そのすべてを予測するのは困難ですが、反転しやすいポイントが存在するのも事実です。
- 水平ライン(レジサポライン)
- トレンド(チャネル)ライン
- キリ番
上記のようなポイントでは波の反転が起きやすくなります。

「波の反転ポイントの見つけ方」についてはこちらを参照ください。
波の反転(トレンド転換)狙いのトレード
トレンド転換狙いのメリット
波の反転は常に起こっています。
例えば上昇のダウの場合、チャートは上方向に向かいますがローソク足の作る波は上下に方向転換しながら上に伸びていきます。
この方向転換が波の反転、つまりはトレンド転換にも繋がることになります。
トレンド転換直後を狙う一番の理由は「大きな利益が見込める」から。
なぜ大きな利益が見込めるかと言うと、トレンド相場のスタートからポジションを持てる事になるからです。
トレンド転換を狙う際に意識しておきたい事が2点
- トレンド相場はすべての時間足で形成される
- トレンド転換は短期足から始まる
これらを踏まえ自分がトレードする時間足でトレード検討していく事になります。
短期足から長期足へ伝わる波の反転
まずはチャートの波が短期足から長期足へ伝わってトレンド転換する流れを見てみます。

下降トレンドから上昇トレンドに転換したケースを例にしています。
長期足だけで見たトレンド転換の流れがこちら。

大きな流れの転換となります。
長い時間足の目線とダウの転換ですので、経過する時間も長くなるのが一般的です。
長期足の中で中期足はこんな感じの流れになってます。

長期足の上昇がまだ調整か転換か分からない。
この時点で中期足の目線とダウが転換している事はよくあります。
そして短期足の流れも加えてみます。

短期足では中期足の目線が確定する前に目線とダウが転換。
そして上昇トレンドが形成されています。
短期足でトレンド転換が起きた時点では、中期足と長期足は転換の判断ができない状況にあります。
短期足で目線の切り替えとダウ形成が起き、中期足に流れが伝わってから長期足が転換する。
トレンド転換の流れは短期足から始まって長期足に伝わります。

じゃあ、短期足でエントリーすれば大儲け!

いやいや、そんな簡単ではないですよ・・・
この「短期足でエントリーする」という考え方自体は間違っていません。
大きな利益を狙うのですからリスクも負う覚悟は必要です。
結末が分かっていればエントリーは簡単。
しかしリアルタイムのトレードでは、チャートの右側がどう動くかは確定していません。
そんななか、できるだけ優位な状況でエントリーしていく方法はあるのでしょうか?
トレンド転換狙いのエントリーのコツ
長期足だけでは目線やダウの確定を待つと遅くなります。
トレード足だけでは大きな流れを見ないでトレードするようなもの。
とにかくエントリーを早くしたいなら、より早くトレンド転換が確定する短期足でトレードすることになります。
しかし短期足でトレンド転換したからといって、長期足まで必ずトレンド転換する保証はありません。
一番優位なトレードは全ての時間足が同じ方向を向いた時です。
ですがこの状況はかなりの待ち時間が必要になります。

ちょっと実戦的ではありません。
では出来るだけ優位な状況で、ほどほどの待ち時間でトレードするタイミングとは。
大きな流れ(長期足の方向)の確認。
波の反転(トレンド転換)が期待できる重要ラインに到達。
ここまで待ったら上位足・トレード足・下位足が同じ方向に向かう瞬間まで待ってみましょう。
トレード足とその前後、この3つの時間足の方向が揃うポイントでエントリーします。
例えば以下のようなポイントです。
- 上位足は上昇トレンドで直近高値に向け上昇局面
- トレード足はダブルボトムのネックラインで押し目買い
- 下位足はフラッグブレイクから直近高値ブレイクアウト

このような状況では下位足がブレイクアウトした時点でトレード足も上位足も上方向に動き出します。
つまりは3つの時間足で順張りです。

これで長期足が「上昇トレンドの上昇局面」なら言う事なしでしょう。
実際のチャートでは波動が細かい事もあり、ここまではっきりとエントリーポイントが見えない事もあります。
見つけるコツは過去検証しかありません。
過去検証してみれば分かりますが、このようなポイントは意外に多く発見できます。
こういったポイントをたくさん見て覚え、リアルタイムのチャートでも似たような展開が来たら波の反転を想定しながらトレード検討していきます。
トレンド転換狙いなら上図の※注でエントリーするのがベストです。
しかしサポートラインに触れたからエントリーでは優位性に欠けます。
この時点ではトレンド転換なのかブレイクして継続なのか判断できません。
まとめ
短期足の波の反転が長期足まで伝わり、大きな流れが反転してトレンド転換となる。
この初動でエントリーできるとポジションキープだけで大きな利益が期待できます。
ですがトレンド転換を正確に予知する事は出来ません。
さらにポジションキープするなら、キープするべき確かな根拠が必要です。
なるべく優位な状況でエントリーするコツは、
- 上位足・トレード足・下位足が同じ方向に動く瞬間
このタイミングを待つ事です。
そして波の反転(トレンド転換)が起きなかった時は最小限の損失で切り抜ける。
反転狙いは見る時間足を変えれば逆張りになります。
生かすも殺すも結局は損切りと資金管理が大切になってきます。

トレード足を決める理由は「リスクリワード設定」のためです。
詳しくはこちらを参照ください。
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