高値と安値の決定はシンプルで一貫性のあるスイングハイ・スイングローで

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チャート分析をするのにダウ理論やMTF分析を使うかと思います。

それらの分析法を正しく使うために必要になるのが「基準となる高値と安値」です。

では、高値と安値を決定する判断基準をどうするべきでしょうか。

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スイングハイ・スイングロー

チャートの勢いがある方向、つまり目線を知るには高値と安値の決め方が重要になります。

エントリーしたら逆行して損切り。
こんな事を繰り返すのは、意識している高値と安値が皆とは違うのかも知れません。

どんな判断基準をもって高値と安値を決定していけばいいのか。

もっとも多くの方が使っているのがスイングハイスイングローではないでしょうか。

以下の説明は有名な投資家、ラリー・ウィリアムズ氏が書籍の中で定義したものです。

スイングハイ・スイングロー

スイングハイ

高値をつけたローソク足を超えないローソク足が左右に6本づつある。

スイングロー

安値をつけたローソク足を下抜かないローソク足が左右に6本づつある。

長所は明確な基準があるのでシンプルで一貫性がある事。

短所は人によって微妙なズレが生まれる事。
これは左右6本ではなく、5本や4本でカウントする人も多いから起きる現象です。

明確に「この本数じゃなきゃダメ」と言う決まりがない。
これが人によってズレる要因となっています。

意識される高値と安値はどこなのか

スイングハイ・スイングローでの高値と安値の決め方

スイングハイ・スイングローは基準となる高値と安値を定義する方法です。

しかし「高値と安値は絶対にここです!」と全世界共通のレートを定義する訳ではありません。

その理由は「人によってカウントするローソク足の本数が違う」から。

状況によっては同じ1時間足でも違った相場環境に見えたりします。

じゃあ、どうやって決めるの?

その答えは、共通する認識をプラスしていくんです。

つまり「一般的なテクニカルを補助的に使う」という事です。

もっとも一般的と言えるテクニカルと言えば、

移動平均線!

これはスイングハイ・スイングローで高値と安値を決定したチャートです。

高値と高値、安値と安値の間に入るローソク足の本数を6本・5本・4本で印付けしてみました。

スイングハイ・スイングローによる高値と安値の決定

4本では高値や安値と判断するところで、5本や6本では高値や安値と判断しないケースが幾つかあります。

カウントする本数によってチャートの波が変化する

黄色で囲った期間では、4本と6本ではチャートの波の捉え方が大分違ってきます。

さて次は移動平均線で高値と安値を判断します。
表示しているのは5EMA20EMAです。

先入観を無くすため数字はすべて消しました。

移動平均線の交差による高値と安値の決定方法

高値と安値を判断する基準は以下の通りとしてます。

  • 5EMAが20EMAより上の時に目立つ高値
  • 5EMAが20EMAより下の時に目立つ安値

該当する高値が赤線、安値が青線です。

これらを踏まえ、スイングハイ・スイングローの高値安値と移動平均線による高値安値を重ねてみます。

スイングハイ・スイングローと移動平均線で判断した高値と安値

移動平均線も加味するとスイングハイ・スイングローは6本で判断するのが良さそうです。

ただしこの本数は過去検証による結果です。
スイングハイ・スイングローの場合、自分が選択した本数からブレない事が一番大事です。

ここは4本、次は6本、今度は5本とブレブレな判断は絶対にナシです。

でも、場面場面でなんか違う感じがする気が・・・

そんな時のため、少しでも多くの相場参加者が意識するポイントに近づけるため、平均値を示してくれる移動平均線を補助的に利用するのは有効な手段となります。

ちなみに今回はスイングハイ・スイングローが6本でカウント。
その時5EMAが20EMAの上なら高値、下なら安値と判断しています。

スイングハイ・スイングローのカウントでは高値安値と判断するところでも、短期と長期の移動平均線の関係が逆の時は高値安値と判断してません。

このような形で自分で決めた基準を守り通す事が大切です。

その他の意識される高値と安値

他にもスイングハイ・スイングロー関係なしで意識される高値と安値があります。

日足

FXだけじゃなく株式でもそうですが、全世界的に見て一番意識されているチャートは日足です。
スタイルは何であれ、トレーダーであれば必ず日足の確認はしています。

日足で目立つ高値と安値は要チェックです。

キリ番

100円や1.000などのキリのいい数字です。
この近くに目立つ高値や安値があれば要チェックです。

急変動のスタート

急上昇や急降下など、チャートに急変動があった時のスタートとなった高値と安値も意識されやすいポイントです。

ローソク足のヒゲをどう捉えるか

これまでの説明の中で、あえて避けてきた問題があります。
その問題とはローソク足のヒゲ

ヒゲ先で判断するのか実体で判断するのか。

ヒゲ問題にも様々な意見があります。
結局、これが絶対の正解と言えるものがありません。

特に厄介なのが長いヒゲです。

長いヒゲの判断の仕方

ヒゲ先で判断すると切り上げになるところ、実体で判断すると切り下げになるケースなんて幾らでも出現します。

さらに高値安値の判断でも、ヒゲ先ならローソク足Aだけど実体ならBなんて事もザラです。

先のチャートの下ヒゲに水平線を入れてみました。

ヒゲ先にラインを引いてみたチャート

ヒゲ先に水平線を入れてみると、過去からレジスタンスやサポートとして機能していた事が分かります。

もっとも機能していたレートだったからこそ、そこで反転してヒゲ先になったとも言えます。

と言うことは、ヒゲ先は高値安値と判断してOKとなりそうです。

ではスイングハイ・スイングローと移動平均線で確定した高値安値を表示します。

全てを加味して判断した高値と安値

どうでしょうか。
ヒゲ先ですか、それとも実体?

流れ的には実体で見る方が良さそうです。
しかしヒゲ先でサポレジとして機能しています。

ちなみに私の判断方法は、ほとんどこの記事の通り。
移動平均線の関係性で流れを見てからヒゲ先の判断をしています。

違うのは5本でカウントしている事です。

ご自分でも調べてみれば分かる事ですが、このヒゲ問題に関しても意見は様々。
これが正解と断言できません。

やはり自分の判断を尊重しましょう。

まとめ

  • 高値と安値の決め方はシンプルで一貫性があるスイングハイ・スイングロー
  • 短期と長期の移動平均線の関係性で判断材料を増やす
  • ヒゲはレートが動いた証拠
    流れはローソク足の実体で見て、高値安値はヒゲ先で見る

上記は私の判断基準です。

一番大切なことは自分で決めた基準を守り通す事です。

ちょっと上手くいかないからいって判断基準をちょこちょこ変える。
これは手法にも言える事ですが、一度決めたルールをたいした検証もせず変更してばかりでは一貫性のあるトレードなんて出来ません。

判断基準を変えるのが悪いのではありません。
手法の見直しは絶好調の時でもやるべきです。

しかし変更すると決めた時は、変更する根拠となる充分なデータを集めてからにしましょう。

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