各時間足の押し安値と戻り高値の関係性がエントリー方向を決定する

トレードチャンスを見つけるために、マルチタイムフレーム分析を使う方も多いと思います。

テクニカル指標は相場の流れを掴む大切なツールです。
ですが直近の流れを把握するには、押し安値戻り高値を見つける事はとても重要です。

現状のレートと各時間足の押し安値と戻り高値の関係性で、エントリー方向の判断目安となります。

FXに真剣に取り組む方に向けて、私が勉強してきたことを記事にしています。
今後のFXのトレードの参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

押し安値と戻り高値

押し安値とは

押し安値とは、直近最高値を作った上昇の波のスタートの安値
新たに高値が更新されると、最新の高値を作った波のスタートが押し安値に変わります。

戻り高値とは

戻り安値とは、直近最安値を作った下降の波のスタートの高値
押し安値とは反対に、安値が更新されると新たな戻り高値が生まれます。

これら押し安値と戻り高値はレートの向かう方向、つまりは目線の判断基準にされています。

押し安値と戻り高値がエントリー方向を決定する

上昇の流れに勢いがある上目線
下降の流れに勢いのある下目線

チャート分析の解説などで聞いた事があると思います。

チャートには様々な時間足があります。
当然、各時間足によって押し安値と戻り高値のポイントは変わってきます

その関係性をマルチタイムフレーム分析で明確にすることで、その後にレートが動いていく方向をより正確に推測する事ができます。

それではこの後は、実際の米ドル円のチャートを使った過去検証をしたいと思います。

私のトレードルールに合致するポイントで過去検証しています。
押し安値と戻り高値を基準にしながら、マルチタイムフレーム分析でエントリーから決済までを振り返っています。

マルチタイムフレーム分析で過去検証

検証用のエントリールール

以下の通りのトレード根拠をもって、ルールに従って「売りエントリー」ができるポイントを検証していきました。

  • 日足以上で下向きの流れ
  • 水平ラインが機能している
  • 4時間足で急上昇した反動の調整売りが入る

マイルールは以下の通り。

  1. 4時間足の水平ライン付近まで待つ
  2. 4時間足以下でダウを形成している時間足でエントリー
  3. エントリーはチャートパターンで
  4. グランビルの法則に当てはまったらベスト

4つ目のルールは、判断に迷った時の予備的なもの。
明確な状況の時には取り込みません。

米ドル円でのマルチタイムフレーム分析

日足確定時の各時間足のチャート形状

米ドル円の実際のチャートでの検証です。

目安となる水平ライン付近で、上ヒゲをつけたローソク足が確定したところから検証スタートします。

日足チャート

日足からマルチタイムフレーム分析での検証スタート

日足の流れとしては、少しずつ高値と安値を切り下げていました。
そんな流れの中、急反発して大きく上昇。
長い陽線を作った後に長い下ヒゲの陰線を挟んで、上ヒゲを付けていますが陽線のローソク足で確定しています。

次は4時間足で見たチャート形状です。

4時間足チャート

検証スタート時の4時間足チャートの形状

4時間足では陰線で終了ですが、直近最安値を作った戻り高値を最高値が超えています
この時点では上目線です。

直近最高値を作った一波のスタートが青丸です。
4時間足では、この青丸のレートが押し安値になります。

ローソク足がこのラインを下抜いてくれば、4時間足で下目線に切り替えても良い状況になります。

15分足チャート

検証スタート時の15分足のチャート形状

15分足になるとチャートの波も細かくなり、上下にN時の波を作っています。

現状は上目線
下目線に切り替える目安となる押し安値は、15分足では緑丸

4時間足が確定する直前のレートを15分足で見てみると、15分足の押し安値付近まで下降しているのが分かります。

ここまでが、最初に添付した日足チャート確定時の、4時間足と15分足のチャート形状です。

ここからは、実戦でのマルチタイムフレーム分析に合わせ、短期足から順に見ていきます。

エントリーまでの押し安値・戻り高値の推移

15分足チャート

時間経過した15分足チャートの形状

まず小さな上昇をしてから、15分足の押し安値を下抜いていきました。

その小さな上昇で、新たな押し安値を作ったように見えます。
しかし、先に作った押し安値とほぼ同じレートなので、そのまま検証していきました。

押し安値を長い陰線の連続で下抜いて、15分足では下目線になりました。

そして戻りを作ってから、再度下降しています。

下降のダウも形成されているので、15分足以下でのトレードはできる状況でした。
ただ、その後に15分足の押し安値まで戻っています。

「最初に15分足の押し安値を下抜いた直後の戻り」で売りエントリーしていたら、利益確定に届かず損切りになっていたと思います。

それからは15分足の押し安値付近で、細かく高値と安値を作りながら横に動いていきます。
目線も上に下にとコロコロ変わってます。

この状況では様子見です。

ここで4時間足が確定します。
次は、確定した4時間足チャートです。

4時間足チャート

時間経過した4時間足チャートの形状

4時間足では、ほぼ同じ長さの陽線陰線で行って来いになってます。

現状では高値も安値も切り上げ中で、4時間足では上目線
長期的には下目線ですが、直前の強い上昇と安値切り上げが気になる状況です。

そしてチャートは進んでいきます。

15分足チャート

最終的な15分足のチャート形状

高値と安値をジワリジワリと切り下げながら、ストンと落ちて4時間足の押し安値を下抜いています。
ここで4時間足でも下目線に。

そこから横に動いて上昇を始めます。

ここで戻り売りのチャンスでしたが、そのまま4時間足の押し安値を超えて上昇しました。
15分足の戻り高値も超えて、15分足で上目線に変わります。

再び4時間足の押し安値付近まで下降します。
ですが4時間足の押し安値付近で小さく反転上昇

4時間足の押し安値がサポートラインになる可能性」が見えてきたので待ち。

その後は下降の勢いがでて、赤丸の15分足押し安値と直近最安値も下抜いたので下目線確定
4時間足での売りエントリー」となりました。

エントリー手法はブレイクアウト。
エントリー直後に少し戻っていますが、ルール的には損切りには届きませんでした。

エントリー後の流れを4時間足チャートで見てみます。

エントリー後の押し安値・戻り高値の推移

4時間足チャート

最終的な4時間足のチャート形状

15分足ではブレイクアウトでのエントリー。
これを4時間足で見ると、戻り売りの形にも見えます。

エントリー後しばらくは下降。
その後に戻る事になりましたが、長い上ヒゲをつけた陽線になりました。

私のルール的に、損切りを置くのは直近高値の少し上

エントリーは15分足でもトレードは4時間足。
損切りは4時間足の直近高値の上

ギリギリで損切りは回避できました。

以降はポジションキープを続けても、建値まで戻ることはありませんでした。
充分に利益をとる事ができたと思います。

最終的な日足チャートです。

検証終了時の日足チャート

検証を終えて

私の場合、基本的に4時間足でトレードチャンスを探しています
今回のケースでは15分足でエントリーポイントを探しましたが、最終的には4時間足の押し安値を下抜いてからエントリーになりました。

ですが15分足がもう少し明確に下降のダウを形成していれば、もっと早い段階でエントリーする事もあります。

その時にはエントリーの時間足に合わせ、ロット数と損切りを調節します。

どの時間足でエントリーするにしても、ポイントにしているのは長期足の流れの方向。
エントリーする時間足の目線が、長期足と同じ流れと目線になるのを待ってからトレードします。

基本的には長期足目線の方向にエントリーしますが、状況によっては逆方向へのエントリーも検討します。
逆張りの時でも最低限、短期足の流れと目線が逆方向になるまでは待ちます。

長期足でサポートやレジスタンスになっているラインやキリ番付近などで、長期の相場の流れが反転する可能性がある時は短期足での逆張りも検討していきます。

まとめ

過去検証は意味がない

と言う人も見かけます。

ですが過去検証をする事で、自分のルールや手法を再確認する事ができます。

新たに見えてくる事が必ずあります。

過去検証する時には、エントリーポイントをいろんな時間足で検証する事も大切。
つまりはマルチタイムフレーム分析が必要になってきます。

その時に、各時間足の押し安値と戻り高値を見つけ出す

各時間足の押し安値と戻り高値の関係性。
大きな流れと小さな流れが一致するポイントが見えてきます。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました