トレードルールというと、エントリールール(手法)の事が思い浮かぶ人が多いかと思います。
確かにエントリールールは大切です。
ですが資金を増やすには、エントリールールだけでは難しい。
資金を減らさないために、エントリールール+資金管理。
つまりはトレードルールが必要不可欠です。
FXに真剣に取り組む方に向けて、私が勉強してきたことを記事にしています。
今後のFXのトレードの参考になれば幸いです。
エントリールールに正解はある?
エントリールール(手法)と言うと、皆さんは何を思いつくでしょうか?

テクニカル指標でサインがでたらエントリー。

ライントレードを勉強中です。
エントリールールとは、ポジションを持つためにエントリーする時に根拠とする一定のルールです。
なかにはエントリールールは使わずに、ファンダメンタルズ分析だけでトレードする勝ちトレーダーもいます。
ハッキリ言って、どんなエントリールールを選んでもFXでは勝てます。
これは断言できることです。
聖杯探しの無意味さ
FXを始めたばかりの頃は、絶対に勝てるエントリールール=聖杯の探求に明け暮れてしまう気持ちも分かります。

私も初心者の頃は、聖杯探しの旅でした・・・
新しいエントリールールを見つけて勝ちが続く。
しかしどんなに優れたエントリールールでも、何時かは負ける時が来ます。
そして、今までの勝ちの印象が強いため、少し負けが続いてしまうと次のエントリールールを求めていく。
ある程度に勝率のいいエントリールールをみつけても、数回の負けトレードが許せなくなってしまう。
使うと決めたエントリールールをコロコロと変えていては、そのルールが本当に有効かは判断できません。
行きつく先は資金ゼロ、退場です。
資金管理の差
まるっきり同じエントリールールを使って複数の人がトレード。
全員がまるっきり同じポイントで、エントリーと決済をしたとします。
当然ですが結果はまるっきり同じ。
勝ち数と負け数は全員が同じになったとします。
それなのになぜか、証拠金が増える人と減る人に分かれてしまう事があります。
エントリールールは同じ、勝敗も同じ、獲得PIPSもいっしょ。
それなのに証拠金の増減に差がでた理由。
それは資金管理の差です。
トレードルールの型を確立させる
トレードルールとは
トレードルールとは、エントリールールに資金管理をあわせた型。
トレードの勝率を上げて、さらに資金の減り方を少なくする。
負けがあっても資金が増えていくようにする運用方法です。
それでも前提として、勝率ゼロの手法では流石にどうする事もできません。
勝率が30%以上あれば、資金管理次第でトントン以上でいくことは可能です。
なぜトレードルールが必要なのか
ポジションを持つ時に何となくでエントリーを繰り返しても、上がるか下がるかの2択のギャンブルだと思えば、運の強い人なら資金は増えていくかもしれません。
ただ、その方法では大多数の人は破産します。
一時的に資金が増えたとしても、最後まで勝ち残るのは至難の業。
FXにはレバレッジというギャンブル要素もあります。
そのレバレッジを有効活用するためにも勝率を上げる手段、つまりはエントリールールが大切になってきます。
優れたエントリールールで勝率が高くても、何故か資金が増えない人がいます。
- 資金管理の上手い人は、僅かな勝ちでも証拠金を増やす術を使える
- 資金管理の下手な人は、一回の負けで再起不能なダメージを負ってしまう
勝った時には大きな利益、負けた時には小さな損失。
資金管理が大切な理由がコレです。
資金を増やしていくためには、資金管理をしっかり身につける必要があります。
- エントリールールだけだと、勝てるけど資金が増えない
- 資金管理だけだと、資金は守れるけどなかなか勝てない
だからこそ、エントリールールと資金管理を融合させたトレードルールが必要になります。
トレードルールの一例
「リスクリワード2:1」「損失許容額は資金の何%」など、資金管理の方法は多種多様です。
まずはトレードルールに損失額の限定は最低限取り入れるべきです。
直近高値までの上昇を見込んだ、押し目買いでのトレード。
こちらを例にご説明します。

二つのチャートは、押し目買いでエントリールールは同じ。
リスクリワードも3:1で資金管理も同じ。
違うのは狙っているPIPS幅です。
このようなトレードルールを確立して、一回のトレードでの資金の変動は一定額にする事が大切です。
利益額については、伸ばせる状況ならリスクリワード以上に伸ばしたい。
損失額については、どのトレードでも常に同じ金額に限定。
ダメージは最小限で終わらせるトレードを目指します。
資金が増えたら損失額も変更していき、総資金に対する損失の%は守りながら利益額をさらに増やしていきます。
利益額を大きくしたい時は、少ないロット数でPIPS幅を大きく狙うより、ロット数を多くしてPIPS幅を狭く狙う方が難易度は低いです。
ハイレバレッジでのトレードは、少ない証拠金で大きな利益を狙えます。
そのかわり、リスクも当然に大きくなります。
証拠金を増やして、余裕あるレバレッジでのトレードがお薦めです。
トレードルールは守り続けることが大事
- エントリーは成行。
- 利確は何となく。
- 損切りはなるべく粘る。
このような、何となくのトレードでは資金は減る一方。
資金を増やしたいのなら、トレードルールを確立させて厳守する事。
せっかく作ったトレードルールも、守らなければ何の役にも立ちません。
相場環境は、何時までも同じではありません。
トレンドからレンジ、そしてまたトレンドへ。
どんなに優れたエントリールールでも、全戦全勝はありえません。
一発の大負けで退場していく方もいます。
エントリールール+資金管理=トレードルール。
トレードルールは、負けた時のダメージを最小限にしてくれます。
そしてトレードルールを守る事で、負けがあっても資金が増えていく型を確立させます。
先にも記述しましたが、勝率ゼロでは話になりません。
まとめ
FXを始める理由、大半の人は「お金を増やしたいから」ではないでしょうか。

私はそうでした。
ギャンブルのワクワク感が欲しいなら、他にも選択肢はあるはず。
FXでお金を増やしていきたいのなら、エントリールールと資金管理の組み合わせ。
トレードルールの型を守り続ける事。
これが資金増加への近道です。
資金管理について、こちらの記事も参考にして下さい。
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