チャートパターンはいろいろありますが、レンジ相場が大半だといわれているFXでは、ペナント(三角保ち合い)が発生する頻度も多いように感じます。
ここ最近、米ドル円とユーロドルでペナントが出来ていました。
ブレイクしたように見えましたが、またペナントに戻ってしまいました。
今回は「ダマし」のような形になりました。
そこで、私が取り入れているペナントでのトレード手法をお伝えします。
ペナント(三角保ち合い)ブレイク時のトレード手法
FXを始めたばかりの方に向けて、私が勉強してきたことを記事にしています。
今後のFXのトレードの参考になれば幸いです。
ペナント(三角保ち合い)をブレイクしてきた時、基本的にはブレイクしたら即エントリーでも間違いではありません。
ただし、ブレイクで即飛び乗ってしまうと、「ダマし」にあって損切りというパターンも多々あります。
為替相場が、この先どう動いていくのかは誰にも分かりません。
なるべく負ける確率を少なくする事。
すなわち、勝つ確率が高いところでトレードする事がFXでは大切です。
ペナントブレイクの二つの形
ペナントのブレイクといっても、二つの形が存在します。
- それまでのトレンドと同じ方向にブレイクしていくケース
- それまでのトレンドとは反転していくケース
ペナントブレイクしていった方向が、トレンド方向なのかトレンドから反転方向なのかによって、ブレイク即エントリーか一呼吸待ってからエントリーなのかを判断します。
この方が「ダマし」を避ける確率も上がってきます。
詳しくは次項でご説明します。
ペナントブレイク時の注意点
以下に注意点を記載しておきますが、必ず損切りを入れることがエントリーの前提条件です。
トレンドと同じ方向へのペナントブレイク
トレンドと同じ方向にブレイクした時は即エントリーでOK。
それまでのトレンドと同じ方向にペナントをブレイクする動きは、ダウ理論が形成されたままのケースが多いです。
高値と安値が切り上げ(切り下げ)を続けているので、上昇(下降)していくと想定できる根拠がある状況です。
即エントリーしても、そのままトレンド方向へ伸びていく可能性が高いと想定できます。
トレンドから反転してペナントブレイク
トレンドとは逆方向にブレイクした時は、ひとつ前の高値(安値)までの押し(戻り)を待ってからエントリー。
押し目買いや戻り売りでのエントリーをしていきます。
それまでのトレンドとは反転して、逆方向へブレイクするということは、それまでのダウも終了するという事になります。
それまで上昇(下降)してきた、高値と安値の切り上げ(切り下げ)という根拠がなくなる状況です。
そこから上昇(下降)するのであれば、上昇(下降)すると想定できる根拠が必要になります。
押し(戻り)をまって、高値・安値の切り上げ(切り下げ)が確定してからエントリーする。
ダウの形成を確認してからエントリーしたほうが、根拠のあるトレードになります。
最近あった「トレンドとは逆方向へのペナントブレイク」のチャート画像を以下に添付します。
ユーロドル4時間足チャート画像
下降トレンドが続いた後にペナントを形成。
その後に、トレンドとは逆である上方向にブレイクしました。
その後すぐに元のペナント内に戻っています。
押し目を待たずにエントリーしていたら含み損の状況になっていました。

ブレイクしたから即エントリーだけでは、昔の私みたいに損切りばかりになっちゃいますよ。
まとめ
ペナントもレンジ相場の一つですので、元のレンジに戻る確率も高いです。
無理矢理にエントリーするよりも、有利な状況の時だけトレードしていく事が、資産を増やしていく一番の方法です。
上記の手法はあくまでも基本としている事で、ブレイク直前のチャート形状によっては、トレンド方向へのブレイクであってもエントリーを待つケースもあります。
細かなパターンについては、別の機会に紹介させて頂きます。
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