以前少しだけやっていたFXの自動売買をまた試してみたくなりました。
今あるFX口座は裁量トレードのスキャルピングとスイングトレード用で使っていたので、自動売買用にFXの口座を一つ増やしたいと思っていました。
現在、自動売買で2社ほどデモ取引でテストしています。
そのうちの一社、外為オンラインのiサイクル注文とサイクル2取引。
自動売買の報告とともに外為オンラインの紹介をします。
外為オンラインのデモ取引で自動売買してみた感想 (2018年10月末現在)
外為オンラインの特徴
- スプレッドは米ドル円で1銭(2018年10月末現在)ちょっと広いかな。
スワップはまあまあ良いほうだと思います。 - 取引手数料は無料。
ただし自動売買には取引手数料が発生します(2018年11月19日追記しました) - 取引は1000通貨のコースと10000通貨のコースを選べます。
最小1000通貨での取引が可能ですので始めての方にはお薦めです。 - 証拠金は信託保全。口座数は2017年度51.8万口座
- 自己資本比率は2018年9月末現在550.8%
- デモ取引あり。デモ口座で自動売買(iサイクル注文、サイクル2取引)もできます。
- FXの無料セミナーも開催しています。
- 5000円のキャッシュバックキャンペーンもやっています(適用条件あり)2018年10月末現在
- サポートは午前9:00~午後5:00(土、日、年末年始を除く)
くりっく365の口座開設もできます。
くりっく365とは東京金融取引所が扱う外国為替証拠金取引(FX)の事です。
取引システム
外為オンライン取引システム
レートやポジション状況、口座状況などを自分の見やすいレイアウトに配置できる基本のツール。
ここからチャートを表示したり注文方法を選択したりします。
チャート
- ここから注文を入れることが出来ます。
発注レートや決済レート、過去の取引履歴などをチャート画面上に表示する事が可能です。
表示した注文、決済レートから価格変更や取り消しもできます。
テクニカル指標やラインの描写も可能です。 - メモ機能もありますのでトレードした時の情報などを書いてチャート上に貼り付けておくと後でトレード検証するのにも役に立ちます。
- コピー機能があり同じチャートを複製することが可能です。
複数のチャートを表示したら自動で整列させる機能もあります。 - 比較チャート機能は2つの通貨ペアをひとつのチャートに同時に表示させる機能です。
例えば米ドル円とユーロドルを表示させて比較検証する時に2つの画面を行ったり来たりする事なく、同じチャート画面上で見る事ができます。

チャート画面上で注文、変更ができる機能を持っているツールを使っているFX会社はいくつかありますが、チャートを視認しながら注文の確認ができるのは分かり易くて便利です。
ハイブリッドチャート
- 月足から1分足までのチャートの動きを一つのチャートで分かるように、エリアに分けて表示しています。慣れるまではちょっと見方が分かりませんでした。

個人的見解ですが1画面に何分割かでチャートが表示される方がチャート分析はしやすいと思います。
外為オンライン for Android
- スマートフォンのアンドロイド用のアプリです。
外為オンラインfor iPhone
- スマートフォンのiPhone用のアプリです。
自動売買機能
外為オンラインの口座開設をするならばこの機能を使わない手はないです。今回デモ取引を申し込んだのもこの機能を使ってみるのが目的でした。
iサイクル注文
相場に追従しながら自動で注文、決済を繰り返す注文方法です。
資金量、注文の間隔(何PIPSごとに新規注文を入れるか)最大ポジション数、損切り幅などを設定できますので、ほったらかしでも設定した範囲までの損失で抑える事ができます。
トレンド相場向きの注文方法です。
- 設定方法
シミュレーションで高い利益がでている注文内容のランキングから選択する方法
シミュレーション結果をもとにした投資サポート。
変動幅(損切り幅)や注文間隔でかわる投資のリスクと資産額を表示してくれる。
そこから注文条件を選択する。
売りか買いか、過去の変動幅、対象資産を設定すると注文条件が決定する。
サイクル2取引
iサイクル注文がトレンド相場向きの方法だとすれば、サイクル2取引はレンジ相場に合わせた注文方法です。
中心レートを設定してその中心レートを決済値にしたレンジの上と下で売りと買いを繰り返す注文方法です。
ポジション間隔の設定もできますのでリスク軽減も可能です。
詳細を知りたい方はリンクを貼っておきますので下記の公式ホームページへどうぞ
外為オンライン公式ホームページ
iサイクル注文、サイクル2取引のページへ
自動売買結果
自動売買はこのような設定で行いました。
iサイクル注文各方式共通設定
- 米ドル円、1ロット発注、ポジション方向トレンド(売買両方)
対象資産300000、参考期間1ヶ月、トレンド判断移動平均(日足)、変動幅500PIPS、ポジション間隔166PIPS
対象資産375000、参考期間1ヶ月、トレンド判断移動平均(日足)、変動幅500PIPS、ポジション間隔100PIPS
対象資産300000、参考期間1ヶ月、トレンド判断移動平均(日足)、変動幅524PIPS、ポジション間隔174PIPS
サイクル2取引
自動売買結果(すべての方式の合算です)
(確定利益 29530)
(含み損 44425)
トータル マイナス 12045
(確定利益 46740)
(含み損 29195)このうちサイクル2の含み損が14200
トータル プラス 17545

なんかいい感じになってきました。
(含み損 82,085)
(トータル プラス 9,700)
最終的に微妙な結果に終わりました。おそらく設定値のせいだと思います。
同時期に始めたブロードネットは大幅なプラスになりました。
自動売買は有効なトレード手法と言えそうですが、資金管理をしっかりとするという事は裁量トレードとなんら変わりはありません。
ここがキチンとしていれば自動売買はアリです。
まとめ(個人的感想)
まず売買するための設定方法を理解するのに時間がかかってしまいました。
期間と資産額を入れて計算ボタンを押すと注文ができるかどうかの判断をシステムがしてくれるのですが、この計算方法がよくわからず始めは何を入力しても、自動売買を始める事ができませんでした。

私が設定で苦労した原因は資産額を少なくしすぎた為、設定期間と変動幅(損切り幅)に当てはまらなかったようです。デモ取引なので1か月で検証したかったので、たくさんの通貨ペアで注文を入れようとしたのが原因のようでした。
iサイクル注文は上昇トレンド中なら買い、下降トレンド中なら売りとシステムがトレンド判断してエントリーから決済まで自動でトレードしてくれます。
今回のデモ取引ではトレンドを移動平均(日足)でシステムが判断するような設定にしましたが、それほど変な判断は無かったように思います。
ただこれだけは言えるのですが、利益は積み重なっていくのですが、その分含み損も発生していきます。
その含み損が変動幅を超えて損切りされるのか、レートが戻って利確になるのかはその時の相場次第です。
損切りを自分で判断していけば大きな含み損は発生しないかもしれません。
ただそれだと自動売買の意味がないような気もします。
サイクル2取引はレンジの中心となるレートを判断するのが自分になるため、この判断がおかしいと大きな損切りにあう可能性があります。
現時点では損切りにも利確にもなっていない状況なので、こちらについてはレンジの中心値を変更して再度検証してみたいと思います。
現時点ではもう一社、自動売買を試しているところもありますので、その結果も見てから判断したいと思います。

ある程度資金に余裕があり損切り幅に余裕を持たせることができる方(500PIPSは必要かも)で、長期での運用ならばシステムにまかせっきりもありかもしれません。
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