2023年の振り返りと2024年のFX相場私的考察

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あけましておめでとうございます。

昨年の為替相場の振り返りと、2024年の長期的な動きを私なりに考察してみたいと思います。

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2023年の振り返りと2024年のFX相場私的考察

2023年は各国が利上げに向かうなか、日銀は金融緩和政策を継続。
年初から円安方向への流れが強くなりました。
米ドル円は151円台、ユーロ円は164円台の高値をつけています。

しかし後半になると日銀の政策修正もあり、金融緩和解除が意識され円高方向への動きとなります。
結果として金融緩和政策は継続ですが、日銀の政策変更が強く意識される相場環境となっています。

ユーロドルの考察

月足チャート

2023年12月31日ユーロドル月足チャート

最高値は1.1274
最安値は1.0447
年間の変動幅は827PIPSでした。

週足チャート

2023年12月31日ユーロドル週足チャート

2023年の年初には1.0800から1.0000のレンジ相場を想定しました。
結果としては上にブレイクした期間も少しありますが、1.1000から1.0500のレンジ相場となっています。
かなり以前の月足でローソク足の実体は1.1250まで、そこから上げてもヒゲで戻ってくる形が続いてました。

大きな流れは安値切り上げ。
直近の流れは安値切り下げ。
現状は直近高値に向けて上昇中といった感じです。
上昇なら高値更新チャレンジ。
下降なら直近の流れが下降ダウになります。

まずは上方向優勢と見ます。
年初は上昇し1.1250から1.1500までには反転下降。
1.0700から1.0500の間くらいで反転上昇。

2024年も1.1250から1.0500のレンジの中で動く想定で見ていきます。

米ドル円の考察

月足チャート

2023年12月31日米ドル円月足チャート

最高値は151.89
最安値は127.21
年間の変動幅は2468PIPSでした。

週足チャート

2023年12月31日米ドル円週足チャート

2023年は上昇想定ではいましたが、2022年の最高値付近までの上昇は想定外でした。
正直、2023年中に金融政策変更の示唆くらいはあると考えてました。

現時点でも金融政策に変更なし。
しかし米国やユーロ圏、英国も利上げを終え、利下げが視野に入ってきました。
各国の利下げが始まれば円高方向への流れが強くなるでしょう。
さらに日銀の金融緩和政策終了は意識され続けるはず。

2024年は上げても大きく下降していく想定でいます。
まずは145前後まで上昇。
そこから大きく下げ、また上げて下げての繰り返し。
安値は131くらいまでいくんじゃないかと想定しています。

ユーロ円の考察

月足チャート

2023年12月31日ユーロ円月足チャート

最高値は164.28
最安値は137.37
年間の変動幅は2691PIPSでした。

週足チャート

2023年12月31日ユーロ円週足チャート

2023年の想定は下げ。
しかし結果は大きく上げていきました。
想定しにくい形とは思ってましたが、見事に逆方向に動きました。

2024年は各国の金融政策、特に日銀の政策変更次第というのは米ドル円と変わりません。
上げても160くらいまでと想定。
高値安値を緩やかに切り下げながら下方向優勢と見ています。

ポンドドルの考察

月足チャート

2023年12月31日ポンドドル月足チャート

最高値は1.3141
最安値は1.1801
年間の変動幅は1340PIPSでした。

週足チャート

2023年12月31日ポンドドル週足チャート

2023年は1.255から1.140のレンジを想定。
結果はレンジにも見えますが、緩やかに上昇した形となりました。
ユーロドルもそうですが、ドルストレートは変動幅が小さかったです。

2024年もこの動きが続く想定でいます。
レンジのような上下動から緩やかに上昇。
2023年の高値を超えると思いますが、そこから大きな上昇にはならないと見ています。

まとめ

米国、ユーロ圏、英国はすでに利上げを終了。
利下げ方向で動き出しています。
対する日本はいまだ金融緩和継続中。
利上げ方向に踏み込んだ発言も聞かれません。

2024年の為替相場は日銀の金融緩和政策が継続なのか、終了なのかで大きく流れが変わりそうです。

個人的には金融政策正常化を思わせる発言や政策変更があり円高方向、と見ています。

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