先日ご紹介したエリオット波動でのトレードルール。
こちらは私がFXを始めた8年くらい前に、最初にお金を使って勉強したトレード手法でした。
この手法の利点は、上手くハマれば利益が伸びやすい事。
欠点は、エリオット波動が変則的な状況の時、波動の波を判断しにくい事。
エリオット波動とダウ理論を繋げたトレード手法
この手法には続きがあります。
エリオット波動が形成されなかった時、ダウ理論を使ってトレードできるパターンをご紹介します。
まず前提として
- トレードする時間足より長期足(日足以上がベスト)で、上昇トレンドを形成している。
- 長期足が調整の下降ではなく、上昇の途中である。
この条件下で買いでのトレードをしていきます。
長期足でのトレンドが下方向に変わらない限り、売りでのトレードは考えません。
まずは先日ご紹介させていただいた、エリオット波動を利用したトレードルールの簡単なおさらいです。
詳しい説明はこちらの記事をご参照下さい。
トレード根拠はダウ理論
エリオット波動の概念に第一波で形成された高値を第四波の下降が下回ることがないという要素があります。
ですが実際のチャートの動きでは、第一波で作られた高値を下抜いた後に反転上昇するパターンもあります。
エリオット波動は崩れていますが、ダウ理論による上昇トレンドは継続される可能性が残る。
このパターンではダウ理論を根拠に、押し目買いでのエントリーポイントを探していきます。
エントリーポイントの説明は以下の通りです。
①ダウ理論によるトレンド継続を根拠に押し目買い
上昇トレンドを維持するという想定でエントリーします。
エントリー後に第一波で作られた高値を超えず、再び下降を始めたら建値で撤退できればベストです。
粘っても第二波の作った安値の少し下での損切りを設定します。
第二波の作った安値を下抜いたら、下方向に目線を変更します。
②サポートラインとして機能している事がトレードの根拠
第一波で作られた高値から引いた水平ライン。
このラインを上抜いてから、新たに高値更新をせず下降してきた時。
高値は切り下げになるが、安値は切り上がっている。
このパターンの時には、サポートラインとして機能している確認がとれたら押し目買い。
ポジションを追加していきます。
ただし、その後の流れ次第では、サポートラインを割り安値も切り下げる可能性があります。
最小損失で済ませるため、損切りはサポートラインの少し下に設定します。
③ダウ理論によるトレンド転換の可能性が高いためトレード見送り
第五波が第一波の高値を超えずに下降するケース。
状況次第では、ヘッドアンドショルダーの可能性も出てきます。
第四波で作られた安値を下抜いていくと、安値の切り下げが確定します。
そのため更なる下降の可能性が出てきます。
さらに第二波の安値を下抜くと、下方向への目線に切り替える必要があります。
第一波の高値を超えていかない時は、トレンド転換の可能性が高くなるのでトレードは見送りします。
トレードをする際のポイント
大きめの下降があった後、反転上昇からエリオット波動は始まっていきます。
エリオット波動も結局はダウ理論の動きをしている事になります。
細かなエリオット波動の成立条件はあまり気にせず、ダウが作られている方向へのトレードを5波のなかで完結させるイメージで取り組むと分かりやすいと思います。
そしてトレードの方向は長期足の向かっている方向と同じにする。
反対方向のトレードはしない。
これを守るだけでも、勝率は改善されると思います。
エリオット波動とダウ理論については下記の記事を参考にして下さい。
まとめ
当時、エリオット波動がよく理解できていないうえに、なかなかトレードできない事に我慢できずに自分勝手にルールをプラスしてトレードしていました。
一時的に勝ちが続いて調子に乗ってしまい、さらに自分でルールを作って結局は大失敗。
積み上げた利益をすっ飛ばしてしまいました。
とにかく結果を焦らない事。
じっくり取り組めば必ずFXで成功できます。
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