損切り設定はトレードルールと資金管理に合わせて選択しましょう

FXのトレードをするうえで損切りはとても大切な要素のひとつです。

なかには損切りはしないと言っている方もいるようです。
私は損切りは必ず設定しなければいけない事だと思っていますし、そう教えてもらいました。

これまで私が学んできた事を記事にしています。
FXに真剣に取り組んでいる方のお役に立てば幸いです。

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損切り設定の方法

一様に損切りといってもトレードする時間足やトレードルール、資金管理によって損切り値の設定方法は様々です。
簡単にですが損切り値の設定方法をいくつか紹介します。

直近の高値や安値を基準にした損切り設定

押し目買いや戻り売りは、ダウの形成が続くことがエントリーの根拠となります。

ですので損切りの根拠は、上昇や下降のダウが崩れたポイントになります。

別のエントリー手法でトレードした場合でも、直近の高値や安値はトレーダーが意識しやすいポイントになります。

利点

  • 直近の高値や安値の近くに設定しますので、視覚的にも分かりやすいですし設定値も決めやすいです。

欠点

  • トレードする時間足によっては、かなり広い損切り幅になってしまうケースもでてきます。
    その際に損失金額を一定に保つにはロット数の調整が必要になってきます。

上昇トレンド中の押し目買いの損切り設定

押し目買いでエントリーする時を例に簡単に説明します。

そのまま上昇トレンドが続く、というのが押し目買いのエントリーの根拠になります。
したがって損切り設定値は上昇トレンドの終了、つまりは安値の切り下げが確定する直近安値の少し下という事になります。

押し目買いの損切り設定

上の図ではエントリーポイントから見た直近安値の少し下、緑のラインが損切りの設定値としてはベターだと思います。
ローソク足が損切り値に達した瞬間に損切りする設定が多いと思います。

ですがローソク足が確定して、
「実体が安値切り下げなら損切り」「ヒゲで戻したなら損切りしない」

このように損切りのタイミングは、トレードルールと資金管理次第で変わる事もあります。

PIPSまたは金額を固定して損切り設定

20PIPS逆行したら損切り、含み損が10,000円に達したら損切りなど、損失を固定して損切り幅を決める方法もあります。

利点

  • 常に損失が限定されるという事です。
    何回トレードしても負けるPIPSや損失額が一定ですので、資金管理はしやすくなります。

欠点

  • PIPSで固定する場合は、トレードする時間足を変えると損切り幅が極端に狭く(広く)なってしまうケースがでてきます。
  • 損失額で固定する場合は、トレードする時間足によってロット数を調整する手間がでてきます。

より簡単に資金管理をするのならば、トレードする時間足も固定しておく必要があります。

テクニカル指標で損切り設定

エントリーする基準にテクニカル指標を使っている方も多いと思います。
エントリーの根拠がテクニカル指標ならば、損切りの根拠もテクニカル指標で設定するのが良いのではないでしょうか。

例えば「移動平均線のゴールデンクロスでエントリーするならばデッドクロスで決済」する。
利益になるのか損失になるのかは、テクニカル指標が決めてくれます。

移動平均線での決済設定

利点

  • テクニカル指標が示すサイン通りにトレードしますので、簡単にトレードルールを作る事ができます。

欠点

  • 裁量トレードで短期足でトレードする場合、チャートをみている時間が多く必要になってきます。
    利益額も損失額もテクニカル指標次第なので、大きくなったり小さくなったり安定はしません。

そして欠点ではありませんが、ルールを淡々と守っていく強いメンタルが必要になります。

まとめ

他にも損切り値の決め方はあると思いますが、上記3点が代表的な考え方ではないでしょうか。

システムが行う自動売買であれば、設定したロジック通りに淡々とトレードしてくれます。
ですが裁量トレードの場合は、結局最後はトレードする本人のメンタルに全てかかってきます。

どんなに優れたトレードルールを作り上げても、それを守らなければ意味がありません。
損切りも最後は自分の意志で決定するものです。

するもしないも貴方次第です。

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