為替相場で円高方向への大きな動きがありました。
要人発言による急変動でした。
後からチャートを見るとエントリーポイントがハッキリと見えてきます。
米ドル円のチャート図で私のエントリーから決済までの流れを簡単にご紹介します。
ブレイクアウト狙いのトレード解説
これまで私が学んできた事を記事にしています。
FXに真剣に取り組んでいる方のお役に立てば幸いです。
このブレイクアウトの狙い方は、私がFXを始めた頃に最初に学んだ手法でした。
毎回こう上手くいくと嬉しいのですが、手法というものには長所もあれば短所もあります。
まずは実際にエントリーするまでにどう考えていたか、エントリー手法とポジション保有後の考えなどを記載します。
4時間足チャートでブレイクアウトエントリーを考察
105.05まで落ちてから一気に上昇、そして半分位の下降というチャート形状を日足で作っていました。
それまでの流れから106.70付近と105.70付近に水平線を引いていました。
水平線に長めの上ヒゲをつけてローソク足が確定した赤丸①
このあたりから水平線をブレイクした方向へのエントリーを検討し始めました。
その後赤丸②の形をみて売りエントリーで迷います。
売りたい、売りたいと何度もツイートしちゃいました。
しかしここはガマン。
最初に立てた戦略通りに動こうと決めました。
水平線をブレイクアウトしてからのエントリーが狙い。
注文方法は逆指値でIFO注文
天井ブレイクで買い、底ブレイクで売り。
あとは静観です。
その結果、エントリーは赤丸③の底ブレイクで売りエントリーになりました。
エントリー根拠
売りエントリー値は105.70にしました。
エントリーポイントの理由は単純で水平ラインを105.73に引いていた為です。
水平線を引いたレートが正しいかどうかは分かりません。
しかし自分の資金でトレードをするのですから、他人に頼らず自分で引いたラインを信じるしかありません。
水平ラインブレイクの場合、私のルールではトレンド方向へのブレイクなら即エントリーもOKとしています。
「ブレイクアウト手法」についてはこちらを参照ください。
損切りの根拠
損切りはブレイク後に水平ラインまで戻らないというエントリー根拠のもとに決めます。
今回はスプレッドやエントリー時のズレ(スリッページ)を考慮。
損切り幅は水平ラインの約10PIPS上の105.80にしています。
利益確定の根拠
利益幅は直近の高値安値やチャート形状で考えます。
今回は直近安値105.05の更新を想定してました。
なので少なくとも105.10までは下降すると見込んでました。
とりあえず余裕をもって105.40に設定。
リスクリワードも1:3くらいで問題なし。
後の動き方次第で伸ばすか決済かを判断する予定です。
5分足チャートで結果検証
私がチャート確認した時には利益確定まで終わっていました。
そのため利益を伸ばす事は考える時間がありませんでした。
ですが狙い通りの結果で利確まで終了。
いいトレードだったと思います。
エントリーポイントよりかなり上から一気に下降しています。
エントリー後に戻ってますが水平ラインには届いていません。
その後、約40PIPS程下降していきました。
余談ですがトレンドラインを使っている方なら、もっと上からエントリーして大きく利益を取れた方もいるかと思います。
私はトレンドラインはサブ的に引くだけ。
滅多にエントリーには使わないので、今回はトレンドラインブレイクでエントリー出来ませんでした。
ブレイクアウト手法の長所と短所
長所は大きく利益を狙えて、損切りは小さくできる事。
ブレイクアウトはいろいろ巻き込んで大きくレートが動くポイントを狙っていきます。
今回のトレードは30PIPSで終わりました。
もしも106.00ブレイクで売ってたら、もっと大きな利益も狙えたかもしれません。
それに対する損切りは10PIPSのままでイケそうです。
負けても小さい痛手で済みます。
短所はダマシに弱い事。
ちょっとしたエントリーのズレや戻りで損切りにかかってしまう事。
エントリーしたけど損切り、損切り後にレートが思った方向に一気に伸びる。
ブレイクアウト狙いでよくある損切りパターンです。
損切りがタイトなのでダマシの動きで損切りにかかってしまう。
損切りの連続で俗にいう損切り貧乏になってしまう事もあるのが短所になります。
まとめ
水平ラインを引いて抜けたらエントリーという極めて単純な手法になります。
この手法のコツは損切りによる損失額を常に一定にしておく事。
そして1回のトレードの利益は最低でも損失額の2倍、できれば3倍以上が望まれます。
3回負けても1回勝てばチャラ。
これくらいのリスクリワード設定が理想です。
その為、水平ラインの引き方が重要になってきます。
しかし0.001のズレもなく万人と同じレートに引ける訳がありません。
大体みんなと同じ所にラインを引く。
あとは誤差をどうするかだけです。
損切り幅、ロット数、エントリー方法など。
調整方法はその時々で変わります。
トレード経験が積み重なってくると自分なりの方法が見えてきます。
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