FXで勝つために必要な事。
手法やエントリールールは当然必要です。
テクニカル指標を理解して、ファンダメンタルズもしっかり確認する。
ですが最後は結局、メンタルに辿り着くと思います。
これまで私が学んできた事を記事にしています。
FXに真剣に取り組んでいる方のお役に立てば幸いです。
最後はメンタルに辿り着くFXのトレード
メンタルの重要性。
これはFXに限ったことではないと思います。
どんなに優れた能力や技術を持っていても、本番で発揮できなければ宝の持ち腐れ。
練習ではプロ級でも、本番ではからっきしダメ。
メンタルが弱いと言われても仕方なしでしょう。
持って生まれた才能、練習による技術の習得。
それでも最後に結果を左右するのはメンタルです。
何故に退場寸前まで落ちたのか
今から約10年前、FXを始めるにあたって私が考えた2つの道。
- 商材やスクールなど有料でFXを学ぶ
- ネットで情報を集め独学でFXを学ぶ
私は1の有料スクールを選びました。
正直、とても勉強になりました。
その時に得た知識と手法は、現在の相場でも勝つ事ができています。
それでも私は過去に一度、退場寸前まで落ちていきました。
きっかけは、その手法で連敗が続いたから。
たしか7連敗くらいだったと思います。
今にして思えば、大したことない連敗でした。
リスクリワードも3:1前後を守っていたので、損失額もそこまで負担ではありませんでした。
しかし、その時の私の心は・・・
もう、この手法では勝てない!
と考えてしまいました。
国内FX会社で30万の資金でスタートし、約4年で140万まで増やしてくれました。
その手法の実績を信じる事ができなかった。
この原因は「メンタル」以外に思い至りません。
まだFXに取り組んだばかりで、たいした知識も経験もない初心者同然。
そんな状況で新たな手法を探しては試し、自分で考えては試しを繰り返す。
そして最後は、一発逆転を狙ったギャンブルトレード。
損切りせずに粘りに粘って・・・結局ドカンと負けました。
メンタルが強ければ耐えられる?
損失を許せなくなり、連戦連勝を求めてしまった。
手法を変えればきっと勝てる!
と勘違いした。
結論から言えば、私は欲と自惚れに負けたんだと思います。
早く大金を手にしたいという欲と、私は勝てるという自惚れ。
それが、負け(損切り)を認められないメンタルの弱さに繋がっていました。
ではメンタルが強ければ避けられたことなのか?
損切りの連続や含み損が膨らんでいる時、耐える事ができるメンタルの強さがあればいいのか?
これに関しては、一概に「その通り」とは言えません。
いくらメンタルが強い人でも、我慢の限界はあります。
そもそも、我慢する事ではないのです。
長年付き合っている自分のメンタルを、ちょっと位の努力で急激に強くするのは難しい。
メチャクチャ努力しても、どこまでいけるか確証はありません。
では、どうすればよいのか?
メンタルに余裕を与える方法
メンタルは一朝一夕で強くならない。
それなら少しでもメンタルに余裕を持ちたい。
私が思うメンタルに余裕を与える方法は2つ。
それは、成功体験と資金量だと考えています。
成功体験
私はFXを始めたばかりの頃、ビギナーズラックもあり成功体験(勝つ経験)をしています。
30万から140万まで資金が増えています。
この成功(勝ち)が続いた当時は、メンタルにも余裕がありました。
損切りもルール通りに淡々と実行していました。
勝っている時は、トレードルールさえ守れば負けを取り返せる自信が出てきます。
自信があるから損切りも余裕で出来るメンタルでいられました。
つまずいたのは先にも書いた通り、連敗と欲でした。
資金量
これは単純に「大きな金額を用意する」という事ではありません。
資金に対するロット数の比率を低くする事。
つまりはレバレッジを抑えるという事です。
トレードでの損失額をメンタルが許容できる範囲に抑える。
大きな損切り幅にしたければ、その分ロット数を減らして損失額は常に一定に。
これなら含み損の期間でも、メンタルに余裕ができると思います。
- 証拠金に対して損失額が大きすぎる損切り
- 損切りを入れずに強制ロスカット。
こうした行為の後のメンタルが良い方向を向くとは思えません。
FXでは、相場環境の7割はレンジ相場だと言われています。
つまりはエントリー後に損失方向に動いたとしても、いつかは戻ってくる可能性が高いという事です。
ただし、いつ戻ってくるかの保証はありません。
1~2分後に戻ってくることもあれば、10年待つ事になるかも知れません。
極端な話、資金量が圧倒的に豊富ならメンタルは関係なし。
「ポジション持ったらほったらかし」も可能と言えば可能。
資金量次第でメンタルの余裕は変化します。
失敗は成功の基はメンタルにも言える事?
「失敗は成功の基」と言います。
失敗から学ぶことは多くあります。
ですが私が思うに、技術的な事はその通り。
しかしメンタルに関しては何とも言えません。
失敗するとメンタルへこみます・・・
むしろ成功体験の方がメンタルには有益です。
その後に私が変われたと思えるのも、偶然にも勝ちトレードが続く成功がもたらしてくれました。
2~3日で200PIPSはとれたでしょうか。
小さなロット数でしたが、大失敗後の初めての成功体験でした。
偶然でも何でもいいから成功する。
その成功体験をふたたび試して成功する事を積み重ねる。
この成功体験の積み重ねが、メンタルに余裕を持たせてくれました。
一回や二回損切りしても、最後には資金がプラスになっている。
この感覚を思い出す事ができました。
まとめ
色々ありましたが、とりあえず初期投資額は回収できました。
そうするとトレードにも余裕が出てきます。
今はスイングトレード口座では、少額で積み立てに近いトレードを。
デイトレ口座では、小ロットでコツコツトレードをしています。
デイトレでは調子に乗って失敗する事もありますが、損失が少額なのでメンタルに負担はありません。
そして、もう一度やり直せる資金は必ず残します。
- トレードルールを守る
- 損切りは入れたら動かさない
時々ギャンブルトレードもしちゃってますが、この2つだけは守るように努力しています。
同時期に逆張りで4つの通貨ペアにエントリー。
140万だった証拠金が10万以下にまで減りました。