チャートを作るローソク足の軌跡はN字。
上昇から下降、そして上昇の繰り返し。
このN字の折り返し、つまりはトレンド転換(波の反転)直後にエントリーできたとしたら。
トレンドの大きさ次第では莫大な利益を得る事ができます。
難しいタイミングですが狙えない事はありません。
これまで私が学んできた事を記事にしています。
FXに真剣に取り組んでいる方のお役に立てば幸いです。
トレンド転換が起きやすいポイント
トレンド転換(チャートの波の反転)は到る所で起きています。
そのすべてを予測するのは困難ですが、反転しやすいポイントが存在するのも事実です。
- 水平ライン(レジサポライン)
- トレンド(チャネル)ライン
- キリ番
上記のようなポイントではトレンド転換が起きやすくなります。
「波の反転ポイントの見つけ方」についてはこちらを参照ください。
トレンド転換(並の反転)狙いのトレード
トレンド転換狙いのメリット
トレンド転換(波の反転)は常に起こっています。
例えば上昇のダウを形成している相場環境の場合、チャート全体で大きく見れば上方向に進んでいるように見えます。
しかし一直線に上昇しているわけではなく、上がったり下がったりN字を描きながら進んでいるのが分かります。
この方向転換が波の反転、つまりはトレンド転換にも繋がることになります。
トレンド転換直後を狙う一番の理由は「大きな利益が見込める」から。
なぜ大きな利益が見込めるかと言うと、トレンド相場のスタートからポジションを持てる事になるからです。
トレンド転換を狙う際に意識しておきたい事が3点
- すべての時間足でトレンド相場は形成される
- トレンド転換は短期足から始まる
- 短期足は長期足のトレンド方向に引っ張られやすい
これらを踏まえトレンド転換の初動狙いのトレード根拠を確立していきます。
短期足から長期足へ伝わる波の反転
まずはチャートの波が短期足から長期足へ伝わってトレンド転換する流れを見てみます。
下降トレンドから上昇トレンドに転換したケースを例にしています。
長期足だけで見たトレンド転換の流れがこちら。
大きな流れの転換となります。
長い時間足の目線とダウの転換ですので、経過する時間も長くなるのが一般的です。
長期足の中で中期足はこんな感じの流れになってます。
長期足の上昇がまだ調整か転換か分からない。
この時点で中期足の目線とダウが転換している事はよくあります。
そして短期足の流れも加えてみます。
短期足では中期足の目線が確定する前に目線とダウが転換。
そして上昇トレンドが形成されています。
短期足でトレンド転換が起きた時点では、中期足と長期足は転換の判断ができない状況にあります。
短期足で目線の切り替えとダウ形成が起き、中期足に流れが伝わってから長期足が転換する。
トレンド転換の流れは短期足から始まって長期足に伝わります。
じゃあ、短期足でエントリーすれば大儲け!
いやいや、そんな簡単ではないですよ・・・
この「短期足でエントリーする」という考え方自体は間違っていません。
大きな利益を狙うのですからリスクも負う覚悟は必要です。
結末が分かっていればエントリーは簡単。
しかしリアルタイムのトレードでは、チャートの右側がどう動くかは確定していません。
そんななか、できるだけ優位な状況でエントリーしていく方法はあるのでしょうか?
トレンド転換狙いのエントリーのコツ
長期足だけでは目線やダウの確定を待つと遅くなります。
トレード足だけでは大きな流れを見ないでトレードするようなもの。
とにかくエントリーを早くしたいなら、より早くトレンド転換が確定する短期足でトレードすることになります。
しかし短期足でトレンド転換したからといって、長期足まで必ずトレンド転換する保証はありません。
一番優位なトレードは全ての時間足が同じ方向を向いた時です。
ですがこの状況はかなりの待ち時間が必要になります。
ちょっと実戦的ではありません。
では出来るだけ優位な状況で、ほどほどの待ち時間でトレードするタイミングとは。
大きな流れ(長期足の方向)の確認。
波の反転(トレンド転換)が期待できる重要ラインに到達。
ここまで待ったら上位足・トレード足・下位足が同じ方向に向かう瞬間まで待ってみましょう。
長期足の方向と同じがベスト。
しかし逆方向に揃ったとしても狙えるケースはあります。
トレード足とその前後、3つの時間足の方向が揃うポイントでエントリーします。
例えば以下のようなポイントです。
- 上位足は上昇トレンドで直近高値に向け上昇局面
- トレード足はダブルボトムのネックラインで押し目買い
- 下位足はフラッグブレイクから直近高値ブレイクアウト
このような相場環境なら下位足のブレイクアウトでエントリーは充分に優位性あり。
何故ならトレード足も上位足も上方向に向かい動いている相場環境だからです。
つまりは3つの時間足で順張りです。
これで長期足が「上昇トレンドの上昇局面」なら言う事なしでしょう。
実際のチャートでは波動が細かい事もあり、ここまではっきりとエントリーポイントが見えない事もあります。
見つけるコツは過去検証しかありません。
過去検証してみれば分かりますが、このようなポイントは意外に多く発見できます。
そのポイントを分かり易くするのがラインであったりテクニカル指標だったりです。
こういったポイントを過去検証でたくさん見て記憶する事が大切です。
リアルタイムで同じようなチャート形状になった時、しっかりした根拠があるトレードができる様になります。
まとめ
短期足のトレンド転換が長期足まで伝わり、大きな流れが反転する事でトレンド転換となる。
この長期足の波の反転の初動でエントリーできれば・・・
ポジションキープするだけで大きな利益が期待できます。
ですがトレンド転換を正確に予知する事は出来ません。
さらにポジションキープするなら、キープするべき確かな根拠が必要です。
なるべく優位な状況でエントリーするコツは、
- 上位足・トレード足・下位足が同じ方向に動く瞬間
このタイミングを待つ事です。
そしてトレンド転換(波の反転)まで至らなかった場合は最小限の損失で切り抜ける。
反転狙いは見る時間足を変えれば逆張りとなります。
生かすも殺すも結局は損切りと資金管理になってきます。
トレード足を決める理由は「リスクリワード設定」のためです。
詳しくはこちらを参照ください。
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